活動実績

【プレスリリース】「防災バッグにぜひ1冊! 被災したときのために「知識の備え」を――。『被災したあなたを助けるお金とくらしの話 <増補版>』12月3日刊行!」

PR TIMESによりプレスリリースしました。リリースサイトから素材もダウンロードいただけます。

株式会社弘文堂 2021年12月9日 13時00分 プレスリリース 

 

「防災バッグにぜひ1冊! 被災したときのために「知識の備え」を――。『被災したあなたを助けるお金とくらしの話 <増補版>』12月3日刊行!」

 

株式会社弘文堂(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:鯉渕友南)は、『被災したあなたを助けるお金とくらしの話 <増補版>』を2021年12月3日に刊行しました。地震、津波、台風、豪雨、土砂崩れなど、だれもがいつでも災害にあう可能性のある日本列島では、被災後の生活再建に関する知識が必須です。本書は、災害後に絶望しないための様々な法律、制度、手続きを親しみやすいイラストと語り口で伝えます。防災バッグに備えておきたい、まさに「備蓄する本」です。

 

地震、津波、台風、豪雨、土砂崩れ…だれもが災害にあう日本列島。住宅ローンの支払いができない、通帳や印鑑をなくした、国や自治体の支援はあるのか、生活費がない、公共料金が支払えない、壊れた屋根が隣家に被害を与えトラブルに、相続や保険の手続が複雑でわからない──途方に暮れ、絶望の淵にたつ被災者。そんなあなたを助けるのは、あなたをひとりにしないための様々な法律と制度なのです。様々な支援が、あなたの生活再建にきっと役立ちます。

 

本書は、災害後に絶望しないための知識を伝える、いわば「備蓄する本」。大災害の被災者にとって希望となる様々な制度や手続きを親しみやすいイラストと語り口で解説する好評の1冊が、法改正のフォローと7本のコラム追加で、充実の増補版となりました。コラムで扱うのは、新型コロナウイルスのまん延によって生活に大きな影響をうけた方々への生活支援。そこには、大災害対応で得られた知見が多く活かされているのです。
 本書の構成

7part、30chapterにわたる「知識の備え」厳選30話。コロナ関連コラム7本追加。

▼Chapter2 生活再建への第一歩「罹災証明書」を必ず知っておこう

▼Chapter7 保険証をなくしても保険診療を受けられる

▼Chapter14 住まいの全壊等には被災者生活再建支援金を─支援金1─

目次

Part 1 はじめの一歩
Chapter1 大災害で被災するとはどういうことか
Chapter2 生活再建への第一歩「罹災証明書」を必ず知っておこう
Chapter3 罹災証明書の被害認定では写真撮影も忘れずに
コラム1 新型コロナと生活支援情報

Part 2 貴重品がなくなった
Chapter4 通帳やカードなしでも預貯金は引き出せる
Chapter5 家の権利証がなくなっても権利はなくならない
Chapter6 保険会社や契約内容が不明なら保険協会の窓口へ
Chapter7 保険証をなくしても保険診療を受けられる
コラム2 新型コロナと休業支援

Part 3 支払いができない
Chapter8 携帯電話料金は支払い期限延長や減額も
Chapter9 保険会社による保険料の支払い猶予も
Chapter10 電気・ガス・水道等公共料金も支払い猶予措置がある
Chapter11 被災ローン減免制度は破産にあらず─自然災害債務整理ガイドライン①─
Chapter12 被災ローン減免制度には多くのメリット─自然災害債務整理ガイドライン②─
Chapter13 返済条件変更前に減免制度の確認を─自然災害債務整理ガイドライン③─
コラム3 コロナ版ローン減免制度の誕生

Part 4 お金の支援
Chapter14 住まいの全壊等には被災者生活再建支援金を─基礎支援金─
Chapter15 被災者生活再建支援金には最大200万円の追加金も─加算支援金─
Chapter16 遺族等に最大500万円のお見舞い金─災害弔慰金①─
Chapter17 「関連死」でも受け取り可能な弔慰金─災害弔慰金②─
Chapter18 3年間は返済の必要なし 災害援護資金の貸し付け
Chapter19 自治体が配分する義援金の申請を忘れずに
コラム4 コロナ給付金を保護せよ

Part 5 トラブルの解決
Chapter20 賃貸借契約の紛争は災害ADRによる解決を─災害ADR①─
Chapter21 自宅損壊で隣家に被害が出たらADR活用も─災害ADR②─
Chapter22 便乗・悪質商法に注意! 契約は慎重に
Chapter23 避難所環境と女性や子どもの権利に配慮を
コラム5 新型コロナの紛争にもADR

Part 6 生活を取り戻す
Chapter24 相続放棄ができる期限に注意を
Chapter25 特別法の発動で行政手続き等の期限が延長に
Chapter26 仮設住宅に入れない!? 自宅の応急修理制度利用には注意を
Chapter27 新しい借り入れのしくみ「リバース・モーゲージ」を検討しよう
Chapter28 仮設住宅の入居要件は緩和されることもある
コラム6 コロナと避難所TKB

Part 7 被災地の声を見る
Chapter29 無料法律相談4万件の声が導く復興政策の軌跡─東日本大震災─
Chapter30 無料法律相談1万2000件の声を防災・減災へ活かす─熊本地震─
コラム7 新型コロナと国民の声
 

  • 著者紹介

岡本 正(おかもと・ただし)
弁護士(銀座パートナーズ法律事務所)。第一東京弁護士会所属。博士(法学)。岩手大学地域防災研究センター客員教授、北海道大学公共政策学研究センター上席研究員、慶應義塾大学・青山学院大学等非常勤講師。2001年慶應義塾大学法学部卒、2003年弁護士登録。東日本大震災を契機に2011年4月から12月まで日弁連災害対策本部嘱託室長に就任、同震災後の4万件の弁護士無料法律相談データベース作成を担う。実務や行政における豊富な経験を活かし2012年より『災害復興法学』講座を各大学に創設、その防災教育活動は「危機管理デザイン賞」(2013年)、「若者力大賞ユースリーダー支援賞」(2014年)などを受賞。防災分野の著書多数。
 

書籍情報

書 名:被災したあなたを助けるお金とくらしの話 <増補版>
著 者:岡本 正
判 型:四六判
頁 数:144ページ
発売日:2021年12月3日
定価:1,430円(10%税込)
ISBN:978-4-335-55206-9
発行元:弘文堂
URL:https://www.koubundou.co.jp/book/b593021.html