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【識者コメント】(共同通信/各紙)「警戒レベル据え置き違法/御嶽山噴火訴訟 損害賠償は認めず/災害法制に詳しい岡本正弁護士の話」

2022年7月13日共同通信配信

2022年7月14日朝刊以降掲載(神奈川新聞、神戸新聞等各紙掲載)

2014年9月27日午前11時52分、御嶽山が噴火しました。登山者58名の命を奪い、5名が行方不明となる、戦後最悪の噴火災害でした。その後、犠牲者の御遺族が国や県を相手に国家賠償請求訴訟を起こしていたところ、令和4年7月13日、長野地方裁判所松本支部にて判決(第1審判決)がありました。判決の結果、国家賠償請求自体は棄却されました。しかし、当時の気象庁の対応については違法性を認めるという踏み込んだ判決結果でした(損害賠償は因果関係がないとして否定したため請求は棄却。)。

至らぬ点が多いことは承知ですが、少しでも将来の教訓を読み取ることができないのか、判決に現れていた事実をもとに、危機管理の視点からコメントをさせていただきました。