活動実績

【報告】『災害復興から地方創生へ』『こどもの力で、減災力を世界へ』/『東北にかかわり、ともに未来を創る』~霞が関ナレッジスクエア・ランチミーティング 第4回東日本大震災復興支援報告会

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17歳のCEOとCOO。

「一つルールを決めています。こどもによる、こどものための会社なので、二十歳になったら退職します。」

退職した時は今までのプロジェクトの1つを譲り受け、また起業する。そして「大人組」として次のCEOたちを支える役目を担う。

小学1年生でこれから受ける教育に疑問を持ち、中学生で入学した新しい学校を自ら立ち上げた会社でM&A。これには会場全体が響く。

 

「何かを疑問に思うことは当然で、思ったことは表現しても良い」ということを、大人はこどもに教えなければならない。彼女たちを傍で支える大人たちもまた強い志を持った方々である。

 

私自身も防災教育に携わる者として、この若い力との連携を模索することを決意する。

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「ふるさと」との第三の関わり方

東北への新しい関わり方を模索する若い力。

自分の今までの生き方をとことんまで分析し、新しいモデルとして発信する。

移住か、観光か。

ふるさとを、地方と中央というカテゴリーだけで分類すれば、そこに関わる人の種類も限られる。しかし、よく考えてみれば、その中間の密度で関わる方法もあるし、求めるものも人によって異なる。

「一関が誇れるものは『時間』だ。」

移動するにも時間がかかる。しかしそこで触れ合う景色や人。他愛のない会話。それが価値だ。

地方創生や災害復興という言葉自体も、何かカテゴリーに嵌めてしまっていないのか考えさせられた。

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◆震災4年イベント『災害復興から地方創生へ』

『こどもの力で、減災力を世界へ』/『東北にかかわり、ともに未来を創る』~霞が関ナレッジスクエア・ランチミーティング第4回東日本大震災復興支援報告会

■日時:2015年4月9日(木)午後7時~午後9時
■場所:霞が関ナレッジスクエア 千代田区霞が関3-2-1 霞が関コモンゲート ショップ&レストラン西館3F
■参加費:1000円(ナレッジスクエア運営主体による東日本大震災復興支援活動に使われます。)

■第一部のテーマは、『こどもの力で、減災力を世界へ』
中学2年生で、『子供による子供のための子供の未来創造企業』として株式会社GLOPATHを創設した仁禮彩香(にれいあやか)さんと、齊藤瑠夏(さいとうるか)さんに登場頂きました。中学2年生で起業し、現在は高校3年生。一般社団法人減災産業振興会の設立経緯、世界防災ジュニア会議の提言について語っていただきました。
http://glopath.com/
http://pif.jp/
http://gensai-industry.org/

■第二部のテーマは、『東北にかかわり、ともに未来を創る』。
「復興支援」でも「地域活性化」でもない、人と東北の新しい関わり方の創出をめざし活動する「東北ふるさとづくりパートナーズ」の代表、佐藤柊平(さとうしゅうへい)さんに登場いただきました。2020年を見据えた東北とのかかわりや、人材育成について語っていただきました。

さらに、「図書館海援隊」やsaveMLAKで活躍する文化庁の神代浩(かみよひろし)さんを加えたセッションにより、災害復興と地方創生の現場を踏まえた、官民協働や中央と地方の役割分担の在り方について議論しました。
https://www.facebook.com/tohokufp
https://www.facebook.com/saveMLAK?fref=ts

(プログラム)
■主催者挨拶・近況報告
・岡本 正(岡本正総合法律事務所 弁護士) 新たな防災研修と災害復興法学
・池本修悟(一般社団法人ユニバーサル志縁社会創造センター)国連防災世界会議パブリックフォーラム報告ほか

■第一部 こどもの力で、減災力を世界へ
・仁禮彩香(株式会社GLOPATH 最高経営責任者CEO、一般社団法人減災産業振興会 理事長)
・齊藤瑠夏(株式会社GLOPATH 最高執行責任者COO、一般社団法人減災産業振興会 副理事長)

■第二部 東北にかかわり、ともに未来を創る
【基調報告】
・佐藤柊平(東北ふるさとづくりパートナーズ 代表、株式会社ココロマチ ココロココ事業部)
【セッション 災害復興×地方創生】
・神代 浩(文化庁伝統文化課長、図書館海援隊長、saveMLAKメンバー)
・佐藤柊平