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【コラム】『自分ごと』に 防災情報社会デザインコンソーシアムORFセッション「2020安全安心シナリオ」/2015国連防災世界会議に向けて

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2014年11月22日、東京ミッドタウンで開かれた慶應義塾大学SFC「Open Research Forum(ORF)」にて、「防災情報社会デザインコンソーシアム」のメンバーとして、『Road to 2020~オリパラに向けて安心安全をどう実現するか~』のセッションに登壇しました。

ORF:http://orf.sfc.keio.ac.jp/416/

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日本マイクロソフトの牧野益巳執行役社長室長から東日本大震災時のマイクロソフトの在宅テレワークの取り組みを紹介いただき、さらに今後の危機管理に備える社員全体の意識向上の施策についてお話しいただきました。日常の中に防災を意識した仕組みを組み込んでしまうという発想は、「災害時には平常時以上のことはできない」というマインドを全社がしっかりと理解されていることだと感じました。社内のICS(インシデントコマンドシステム)の中に「社員の保護」が強く出ていたことも印象的でした。

 

これを受けて私からは『BCP・防災や危機管理対策を自分ごとにする』ための研修プログラムをご紹介。2020年に世界に誇れる危機管理とは、組織において災害に強い「人」を育成することにこそあるというお話しさせていただきました。その時にお配りしたコンセプトチラシを添付させていただきます。

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コンソーシアム代表の慶應義塾大学の村井純教授からも、ITによるソリューションだけではなく、東日本大震災などの教訓を活かし、あらかじめ法制度により安全安心を作り上げることはできないのか、という核心的な問いをいただきました。

 

「災害復興法学」の授業や書籍で紹介している災害対策基本法の改正の経緯や、そのほか教訓を将来に繋ぐための法改正の動きを紹介し、現場の声を反映させ、制度面からも安全安心を担保する動きが可能であることをお話しさせていただきました。

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さて、次の「防災情報社会デザインコンソーシアム」メンバーによる大きなセッションは、仙台開催の「第3回 国連防災世界会議」(2015年3月14日~18日)です。最終日の3月18日に「防災情報社会デザインコンソーシアム」として、セッションやワークショップを企画する予定でいます。仙台でお会いできることを願っております。

国連防災世界会議:http://www.bosai-sendai.jp/