活動実績

【報告】(ぼうさいこくたい2022)「災害看護でまちづくり」

2022年10月22日 『ぼうさいこくたい2022(神戸)』のセッション『災害看護でまちづくり』に岡本正が登壇し、災害看護の主要な役割である「健康」維持支援において『災害復興法学』や『被災したあなたを助けるお金とくらしの話』の知識習得と防災教育が不可欠であることを提案しました。ソーシャル・ウェルビーイングの達成のために生活再建知識と法制度を学ぶことが、災害看護の本質的要素であることを再確認しました。

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【セッション】S-23  災害看護でまちづくり
主催団体:一般社団法人EpiNurse

10/22(土)14:30

場所:JICA関西 3Fセミナー室31・32

災害がおきると地域の中にいる看護師はその専門性を活かしながら多様な立場で生活再建を支援し、その後のあんしんな暮らしと復興に取り組んきました。このセッションでは、阪神・淡路大震災、東日本大震災、西日本豪雨などにおいて、支援活動に携わってきた看護師、訪問看護師、研究者とその協力者(情報支援)、行政関係者らが、災害看護の視点からのまちづくりの重要性・意義について実際の活動内容を踏まえて議論します。

これまで看護師が地域で行ってきた防災活動から「災害看護でまちづくり」、「災害看護学」に統合していく試みであり、これまで多様な災害・立場からの話を聞きます。

防災への取組紹介

EpiNurseは、自然災害や緊急時の無計画で見えにくい災害現場の看護経験から人間の安全保障のためのデータ利活用に取り組んでいます。看護学を中心に健康情報、地理学、人類学、感性工学、など多様な研究者がフィリピン、インドネシア、タイ、ネパールなどアジア諸国から集まるグローバルチームです。国内外の安全な社会の仕組みや環境づくりのための取り組みを、ケアサイエンスをベースに地域社会で実現していくために、ケアの洞察力、文化力、柔軟性を高める事を目指しています。事務局は神戸市中央区。日本災害看護学会、兵庫県立大学、神戸市看護大学らと協力しています。