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【インタビュー】(住宅新報「ひと」) 「ひと 防災に〝再建知識〟の備えを 被災者再建のために「災害復興法学」の体系化に取り組む弁護士 岡本正さん」

住宅新報(2017年10月10日号)の「ひと」欄に岡本正のインタビューが掲載されました。

「ひと 防災に〝再建知識〟の備えを 被災者再建のために「災害復興法学」の体系化に取り組む弁護士 岡本正さん」

災害の際、途方に暮れる被災者を絶望の淵から救い、生活を再建する手助けとなるのが「災害復興法学」である。岡本さんは「生き抜くための知の集合体」と位置付け、学問としての体系化に取り組んでいる。

「再建のための知識や知恵を蓄積して次の世代に伝え、将来の防災や危機管理に生かすことが目的。それを実現するには学術的な裏付けのあるプラットホームづくりが必要なのです」

きっかけとなったのは東日本大震災。内閣府に出向中で、日弁連災害対策本部室長として4万件を超える無料法律相談の事例を分析して、数々の立法提案を行ってきたことが転機となった。

翌12年から慶応大で「災害復興法学」講座を続け、国や地方公共団体、企業の研修会などを通じて普及活動を展開。9月には新潟大大学院に提出した論文で博士(法学)学位も取得した。

「被災すると、住宅ローンの問題、賃貸住宅の紛争などが必ず起こります。その時、どこに相談し、どう行動すべきかなどの知識を備えて持っていると不安が解消します。そのため住宅・不動産、街づくり関連業界の皆さんもその道のプロとして、また顧客サービスとしても知識として備えておく必要があるでしょう」…